広島市における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が、直近1週間でみると、政令指定都市で最多の人数となっていることが分かりました。

広島市では12月に入り、今日までに913人の新規感染者数が確認され、18件のクラスターが発生しています。市内での感染者数が急増していることから、12日より集中対策期間、17日より酒類提供飲食店の営業時間短縮要請を実施。さらに、16日にはGoToトラベル全国一斉停止に先立ち、広島市の除外が決定しています。

広島市の松井市長からは、これまでもお願いしているところですが、マスクの着用や手洗い、３密の回避、換気など基本となる感染対策の徹底を図るとともに、人と人との接触機会を低減するため、外出機会の削減について協力が呼びかけられています。

病院においても、広島市民病院でクラスターが発生するなど医療の逼迫が懸念され、広島県医師会と広島市医師会合同での緊急会見が開かれ、市民の命を守るために、4月の緊急事態宣言以上の厳しい行動制限、不要不急の外出を控えことを強く訴えられました。 12月17日時点、受入医療機関病床の空床率は36.7%(空床数122床)になり、療養先が未定の感染患者が増加しています。