広島市で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、4つある感染ステージで一番上のステージ4を大きく超える状況から、広島県の湯崎知事が県内の感染状況を含めて会見を行いました。
広島県内の感染状況
昨日の新規感染者は107人が発表され、県内延1724人となっている。
11月中旬から4つ目となる感染の山ができ、これまでとは比較にならない山になっている。特に12月に入ってから昨日まで869人の感染者を確認。12月上旬からは1日70人以上の新規感染が確認され、患者数が急激に増加している。
全国の主要都道府県と比較しても多く、直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は、県全体で21.20人。これは大阪、東京、北海道についで全国4番目に高い数字。
11月以降は、毎週2倍増の推移で増え続けており、このままでは12月19日までにさらに600人が増え、累計の1.5倍まで増加する予測。
広島市の感染状況
12月以降、広島市では633人が新たに感染確認されており、県全体の73%を占め圧倒的に多い。
人口10万人あたりの全療養者数は44.45人。これは4つある感染ステージで一番上にあたるステージ4の水準を大きく超えている。
人口10万人あたりの新規感染報告者数は昨日時点で36.45人。こちらも12月7日にステージ3を超えて以降、ステージ4の水準を大きく超えている。
感染経路不明は50%を超えて高止まりし、広島市の感染状況は非常に厳しいと言える。
広島市の感染状況が広島県全体の数字を押し上げている状況になっている。
広島市を除いた広島県の人口10万人あたりの新規感染報告者数は9.9人、全療養者数は12人となり、ステージ3にも至っていない。
広島市で営業時間短縮を要請
広島市では、対象エリア内のお酒を提供する飲食店に、営業時間短縮を要請。市内全域で約10,000店舗あるうち、約6,000店舗が対象となる推定。要請期間は、12月17日〜2021年1月3日までの18日間となります。
【要請内容】
酒類提供時間を朝5時から19時以前かつ、営業時間を5時〜20時以前に短縮。
【支援】
1店舗あたり72万円を支援。
全ての期間で休業した場合、1店舗あたり82万円を支援。
GoToトラベルの広島市先行実施要請
12月28日からGoToトラベルキャンページが全国一斉で一時停止されることが決まっていますが、広島市についてはすでに政府へ除外申請を行っており、28日よりも先行して実施できるように県として働きかけているようです。
[集中対策期間について↓]