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広島訪問の足跡を辿る「キース・ヘリングが見た広島」の特別展とワークショップを開催

記事:2024.6.22

山梨県北杜市にある中村キース・ヘリング美術館は、1988年に広島を訪れたアメリカの著名なアーティストであるキース・ヘリングの足跡を辿る展覧会「キース・ヘリングが見た広島」と、平和に関するワークショップを2024年7月21日(日)~7月25日(木)まで旧日本銀行広島支店で開催します。

キース・ヘリング(1958-1990)は、1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストの一人で、明るく軽快な作風と社会を鋭く洞察する眼差しが特徴です。ヘリングは1988年に広島を訪れ、広島サンプラザホールで行われたチャリティ・コンサート「HIROSHIMA ’88」のメインイメージを手掛けました。しかし、彼が広島で壁画を制作するという計画は実現しませんでした。


今回の特別展では、当館の調査により明らかになったヘリングの広島訪問の経緯や、彼のアートプロジェクトが実現しなかった背景について紹介します。ポスターやレコード、日記、映像資料などを通して、ヘリングの広島に対する思いと彼の滞在の足跡を辿ります。また、ヘリングの反戦・反核の活動や、彼の作品が持つ平和へのメッセージを掘り下げていきます。


特別展と同時に、「調べ、考え、描く」ことを通じて平和や自由について探るワークショップも開催されます。来場した子どもたちには、ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』が無料配布されます(15歳以下、各日先着50名)。このワークブックでは、ヘリングの作品と活動を学びながら、平和と自由について考える機会を提供します。


会場には、ヘリングが描いたトーチがプリントされた5メートル四方のバナーが設置され、来場者は自由にメッセージを残すことができます。このトーチは、1986年に自由の女神の100周年を記念してヘリングがニューヨークの子どもたちと行ったワークショップ「シティキッズ自由について語る(原題:CityKids Speak on Liberty)」の一部です。この度、キース・ヘリング財団およびシティキッズ財団の協力のもと、この参加型企画が実現しました。

本展は、7月27日(土)から旧日本銀行広島支店で開催される「世界の子どもの平和のための美術展(せこへい美術館)」のプレ企画であり、また中村キース・ヘリング美術館で開催中の「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」展の関連イベントでもあります。平和と自由について考える貴重な機会に、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。

キース・ヘリングが見た広島 開催概要

会場
旧日本銀行広島支店1・3階
〒730-0036 広島県広島市中区袋町5-21
会期
2024年7月21日(日)~7月25日(木)
開館時間
10:00~18:00
休館日
会期中無休
観覧料
観覧無料
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※掲載内容は、掲載時もしくは取材時の情報に基づいています。お出かけ・ご利用等の際には最新の情報をご確認下さい。(免責事項について)

[ 執筆者 ]

chief editor:F.ISHIOKA

広島の地域・観光メディアを複数立ち上げ、広島ナビゲーターとして活動しています。 読者の皆様が広島での観光やお出かけをする際、「旅やか広島」の情報を通じて幸せなひとときが創出できますように!と言う想いで日々執筆をしています。

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