広島県尾道市の向島にある干汐海水浴場で毎年開催されていた「観光潮干狩り」が、昨年に引き続き2024年は当面の間中止となることが発表されています。

尾道市の発表によれば、この決定は「アサリ資源保護のため、当面の間営業を中止しております。」とのこと。
例年であれば、4月下旬から6月上旬頃にかけて潮干狩りの営業が行われていました。今年の開催については、現段階では当面中止となっていますが、開催の見通しは発表されていません。

潮干狩りは家族連れで参加する人気のお出かけイベントで、先日はテレビ朝日系列の全国放送の番組内でも宮島の潮干狩りが取り上げられたばかりです。

近年は、海水温の上昇や水質変化などの影響でアサリの資源減少が懸念されており、尾道市の松永湾などでは環境再生活動が行われるなど、潮干狩りスポットの復活に向けてアサリの生息地を保護するための取り組みが進められています。

アサリの回復と共に、再び家族で楽しめる潮干狩りスポットが尾道に戻ってくることを願うばかりです。