2020年12月16日(水)、広島県広島市で新たに70人の新型コロナウイルスの感染が確認され、新たに3件のクラスターが発生したと発表がありました。広島市民病院では職員3人、入院患者2人に感染が確認されています。
新たなクラスター3件は、広島県主催のイベント、会食時、介護事業者内で発生しています。広島市ではこれで22件のクラスター発生となり、12月だけで15件の発生となります。
本日新たに感染が判明した70人の詳細に関しては現在調査中です。

イベントクラスター

12月5日・6日開催のヒューマンフェスタ(広島県・県人権啓発活動ネットワーク協議会主催)」にて、感染防止が徹底されていたがクラスター発生。現時点で8人の感染を確認。
12月9日以降、主催者1人、委託業者6人、ボランティアスタッフ1人が体調不良により、医療機関を順次受診。検体採取。
PCR検査の結果、12月14日までに8人の新型コロナ陽性が判明。
イベントには約160人の来場者があったが、現時点で感染の確認はない。
[主催者]40代1人(市外在住)
[委託業者]30代3人、50代1人、60人2人
[ボランティアスタッフ]40代1人
症状：全員軽症

会食クラスター

広島市内の飲食店にて、12月5日に事業所が開催した会食にてクラスターが発生。接客については感染防止が徹底されていたが、個室の中でクラスターとなり、8人の新型コロナ感染を確認。　
12月10日、新型コロナの感染が判明した患者と共に会食をした9人のうち8人が、PCR検査の結果、陽性が判明。
年齢：20代2人、30代4人、40代1人、50代1人
症状：全員軽症

介護事業所クラスター

感染防止が徹底されていたがクラスター発生。現在6人の感染が判明。
12月11日に職員1人が体調不良のため、医療機関を受診し検体採取。
12月12日にPCR検査の結果、新型コロナ陽性が判明。
12月12、13日に職員16人と、感染患者と接触のある利用者42人の検体を採取。
PCR検査の結果、12月15日までに職員2人と利用者3人の新型コロナ陽性が判明。
[職員]40代1人、50代1人、60代1人
[利用者]80代1人、90代2人
症状：軽症又は無症状

広島市民病院での感染情報

職員3人、入院患者2人に新型コロナの感染が確認。
感染者5人に共通した関連性が現時点ではないため、今の段階ではクラスターとの認定はしていないとのこと。引き続き現在調査中となっており、今後クラスター認定される可能性もあるようです。