広島市内で初めて新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が確認されたことを受けて、広島市は3月7日に記者会見を開きました。

感染者の情報

会見で説明を行なった広島市よると、感染した患者は広島市安佐南区に住む30代男性(自営業者)。2月上旬から咳・発熱の症状が発症したため、広島市内の医療機関へ受診。しかし、症状が改善しないため計4つの医療機関へ受診の結果、3月6日の夜に新型コロナウイルスの陽性確定。3月2日から3日には39度の発熱があったが、6日時点では36.7度まで下がり症状は安定しているとのこと。

感染者状況

6日深夜の聞き取り時点では、発症前の海外渡航歴はなく、疑わしい感染経路は不明。これから詳細の確認作業を行うとのこと。家族(妻・2人の子供)については、現在感染検査の結果はまだ出ておらず、濃厚接触者についても現在調査中とのことです。

今後について

会見前に行われた対策本部会議では、感染が拡大している中、今まで行なってきた予防策と発症者への治療を同時並行で行い、感染経路についての情報は、事実の確認・疫学調査をしっかりと行なった上で市民に広く提供していくとのことです。