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被爆80年の夏、平和記念公園で平和記念式典 朝から多くの参拝者が集う
連日猛暑が続く今年の夏。被爆から80年目を迎えた2025年8月6日(水)午前8時、この日も朝から暑さが厳しい中、平和記念公園で「平和記念式典」が開催されました。

式典には国内外から多くの参列者が平和への祈りを捧げるために訪れています。
広島市内の多くの学校では登校日となり、生徒たちは8時前には登校。広島市全体が静かに平和への祈りを捧げる朝を迎えました。
80年前の今日、原爆が投下された午前8時15分になると、式典会場では1分間の黙祷が行われました。
平和式典が閉幕すると、平和記念公園ではおよそ1時間後の9時40分頃に入場規制が解除され、式典後に参拝へ訪れた人々が一斉に園内へと足を進ませました。

式典本部には、原爆死没者慰霊碑でお供えするための菊の花が並べられ、参拝者は1輪ずつ手にとって献花しました。

本部横では、熱中症対策として冷水とおしぼりの無料配布サービスを実施。
汗をかきながら列に並んで参拝を終えた方は、ありがたそうに受け取る姿が見られました。


原爆死没者慰霊碑と平和記念資料館には、参拝に訪れた来場者が長蛇の列を作っています。


平和記念公園を流れる元安川では、宮島を結ぶ世界遺産航路が運航しており、両地を行き来する観光客の姿が途切れないほど溢れていました。


夕方から行われる恒例行事「とうろう流し」の受付も、園内のテントで始まっています。
参加者は、1基1,000円で販売されているとうろうを購入し、台紙へ平和への祈りを込めながらメッセージを綴りました。

原爆ドームへも多くの人々が訪れ、80年前の惨状を語る世界遺産を見つめながら、改めて平和の尊さを胸に刻んでいました。

原爆ドームの横では、世界各国の平和を祈る集いを実施。世界の国をひとつひとつ呼びながら平和を祈り、国旗が並んでいきます。集まった参加者はそのたびに拍手を送りながら様子を見守りました。

原爆の子の像の元にも、多くの参拝者が訪れて祈りを捧げています。
慰霊碑には折り鶴、千羽鶴が続々と届けられていました。



この後、平和記念公園では夕方から「広島 愛の川プロジェクト2025」や「ピースメッセージとうろう流し2025」などの平和関連イベントへと続き、平和について考える1日になります。
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執筆者
chief editor:F.ISHIOKA
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