広島市中区基町に位置する広島県庁敷地内で計画されている芝生広場と商業施設の新たな憩いの場所が、2025年春開業に向けて工事を着手することが発表されました。

マチナカに新たな憩いの場を創出

計画では、ピロティやテラスを備えた木造平屋の商業施設を2棟建設し、芝生広場が整備されます。ここでは、テイクアウトのフードやドリンクを楽しみながら、憩いの空間として過ごすことができます。また、隣接するバス停の待ち時間に一息つける場所としても利用できます。

広島県庁内に公園のような憩いの空間を創出して飲食や物販店がオープンすることで、居心地の良い憩いの空間が生まれます。これにより、県庁へ気軽に訪れる人々が増え、行政街区がより県民に開かれた場所となります。

新たな商業施設の間には、南北に広がる通り「ひろしまこみち（仮称）」が整備され、芝生広場と県庁の森とを繋ぎます。さらに、県庁南館通路を横断する「もとはちこみち（仮称）」も整備され、そごう・基町クレド・パセーラといった周辺施設から、再開発が行われる八丁堀地域へと人々の流れや賑わいを連続させ、エリア全体の活性化を図ります。

基町エリアでは、昨年3月にひろしまゲートパークが開業し、今年2月に開業したピースウィング広島と一体となった「スタジアムパーク」が8月に開業を控えています。さらに、広島城三の丸でも歴史体験などができるパークの整備事業が進みます。

ますます目が離せない今注目の基町エリアに今後の期待が高まります。