広島県江田島市にある瀬戸内海を望む温泉宿「江田島荘」が、2025年10月8日に世界同時発表された「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」に選出されました。
惜しくも「ミシュランキー」獲得には至らなかったものの、昨年の「World Luxury Hotel Awards 2024」で国内唯一の最高位を受賞した実績に続く快挙であり、国内外から高い評価を受けた名誉ある結果となりました。

新料理長・倉地 大の就任で「食」の魅力が進化

江田島荘では今春、新たに料理長として倉地 大（くらち だい）氏を迎え、料理の世界にさらなる深化をもたらしています。


倉地氏はイタリアの星付きレストランで修業を重ねたのち、国内の著名ホテルやレストランで料理長・オーナーシェフとして経験を積み重ねてきました。今回の選出は客室やサービス、滞在体験などの総合的な評価に加え、倉地氏による新しい食の表現が特に高く評価されたものと考えられています。

「ミシュランガイド ホテルセレクション」について

「ミシュランガイド ホテルセレクション」は、宿泊体験の質を評価する国際的なホテルガイドです。以下の5つの基準を満たす宿泊施設のみが選ばれます。
1.宿そのものが旅の目的となるその土地ならではの特別な体験を提供していること
2.優れた建築やインテリアデザインを有していること
3.サービス・快適性・施設管理の水準が高いこと
4.価格に見合った満足度の高い滞在を提供していること
5.施設の個性や特徴が反映されていること

世界から注目される温泉宿「江田島荘」

2021年7月、瀬戸内海に浮かぶ江田島の穏やかな海辺に開業した「江田島荘」は、全32室の小規模温泉宿としてスタートしました。開業からわずか数年で、世界的評価を次々と獲得。2024年には「World Luxury Hotel Awards」で日本唯一の最高位を受賞し、2025年6月には広島県勢として初めて「日本秘湯を守る会」に加盟しました。

源泉かけ流しの天然温泉、海景を望む静謐な空間、そして島の四季を映す料理が一体となり、訪れる人々に「もう一つの我が家」と感じさせる温もりある滞在を提供しています。

総支配人・阿部 直樹の想い

総支配人の阿部 直樹（あべ なおき）氏は1990年生まれ、秋田県出身。日本ホテルスクールを卒業後、シェラトンラグーナグアムリゾートでキャリアをスタート。国内のホテル再建やハイアットリージェンシー横浜の開業を経て、2020年に江田島荘へ就任しました。
「お客さまの幸せは従業員の幸せから」という理念のもと、江田島の雇用創出や若手育成にも尽力。江田島市観光協会理事として地域観光の発展にも力を注ぎ、訪れるすべての人が江田島を好きになり、また帰ってきたくなる宿を目指しています。