広島電鉄株式会社は、2025年8月3日（日）に路面電車の新線「駅前大橋ルート」が開業することに伴い、前日の8月2日（土）をもって「広島駅電停」および「猿猴橋町電停」の営業を終了します。

長年にわたり多くの市民や観光客に親しまれてきた両電停は、新ルート開業によりその役目を終えることとなり、「猿猴橋町電停」は廃止、「広島駅電停」は、新駅ビル・ミナモア2階に移設されます。

営業最終日には、最終便の運行をもって通常営業を終了し、その後、特別貸切電車の運行や関係者によるセレモニーを実施。営業終了を記念したひとときが用意されています。

また、営業終了を周知するとともに感謝の気持ちを込め、終了までの一定期間中は両電停に横断幕を掲出。多くの人に親しまれた電停の歴史を振り返る機会ともなります。

「駅前大橋ルート」の開業は広島駅周辺の交通利便性向上を図るものであり、新たな街の玄関口として期待されています。一方で、これまで市民の足として活躍してきた既存電停への別れを惜しむ声も集まりそうです。

広島電鉄では今後も地域に寄り添った公共交通サービスの提供を進めていくとしています。

最終運行イベント

セレモニーの概要

[開催日時]
2025年8月2日(土) 23:10～
※営業最終電車（23：09）出発後

[開催場所]
広島電鉄 広島駅電停5番線のりば、猿猴橋町電停　下りホーム

[セレモニー内容]
主催者挨拶、花束贈呈など

特別貸切電車の運行

[開催日時]
2025年8月2日(土) 23:20頃出発

[開催場所]
広島電鉄 広島駅電停5号線のりば

[内容]
事前募集された方100名が乗車して貸切運行

[運行区間]
広島駅→紙屋町東

「ありがとう広島駅・猿猴橋町電停」の横断幕掲出

[掲出期間]
2025年7月下旬頃～2025年8月2日（土）

[掲出場所]
広島駅電停「1・2・6号線のりば」と「5号線のりば」の間