広島駅で2025年春に誕生する新駅ビルの名称が「ミナモア（minamoa）」に決定し、発表されました。

様々な想いが込められた施設名

ミナモアの名称には、様々な思いが込められています。まず、"ミナモ" は水面を意味します。これは、「水の都ひろしま」の象徴である川の水面のゆらめきや、瀬戸内海の陽光が映り込む海の水面のきらめきを想起させます。さらに、"ミナ" という言葉は、「みんな」を指し、新しい駅ビルを地元の人々にとって「みんなの駅ビル」と感じてもらいたいという願いが込められています。
そして、"モア" は「もっと」という意味で、この新しい駅ビルがより多くの人々を魅了し、利用者の生活を豊かにする場所となることを期待されており、広島にとってこの場所がますます魅力的な場所になることが願われています。


今回、新駅ビルの名称が決定されるまで、実に様々なプロセスを経てきました。まず、広島県民を対象にしたワークショップが開催され、約200人の参加者が新駅ビルに対する願いや期待を共有しました。さらに、広島の大学生約500人が参加し、彼らの視点からアイデアが収集されました。これらの議論を踏まえた上で、広島出身の専門家である小説家の稲田幸久氏や音楽家の加藤和也氏が加わり、名称が決定されました。


このプロジェクトには地元のデザイナーも参加し、"minamoa" のロゴデザインが選考されました。これにより、地域コミュニティへの深い関わりが表現されました。
広島の新しい駅ビル『ミナモア』は、地元の人々の想いや願いが詰まった場所として、2025年春に開業します。