[ 執筆者 ]
chief editor:F.ISHIOKA
広島の地域・観光メディアを複数立ち上げ、広島ナビゲーターとして活動しています。 読者の皆様が広島での観光やお出かけをする際、「旅やか広島」の情報を通じて幸せなひとときが創出できますように!と言う想いで日々執筆をしています。
広島市中区にある広島護国神社で、2023年1月15日(日)にとんど祭りが開催されました。
今年は開催が日曜日とあり多くの参拝者が集まり、とんど櫓(やぐら)の周りをぐるりと囲んで境内に溢れました。
境内に設置された「古神札納所」には、古いお守りなどが常に持ち込まれていきます。
10時から始まったとんど祭り。本殿にて30分ほど神事が執り行われた後にとんど櫓に火が点きますが、その間集まった参拝者はいつ火が点くのかソワソワしながら待つ姿や、過去のとんど祭りの様子をYouTubeで観ながら待つ姿などがありました。
神事が終わり、本殿から出てきた神主が火のついた松明をとんど櫓に放ちました。
火が勢いよく櫓を駆け上がった瞬間には参拝者から驚きの声があがりました。
お焚き上げの最中は火の勢いと同時に灰が舞い上がり、中には火がついたものが飛んだり熱を帯びている灰もあるため、建物に引火しないよう落ち着くまで散水が行われています。
境内には常に舞い落ちる灰に注意を促すアナウンスが響き、空を舞う灰の見慣れない光景にずっと見上げ続ける参拝者の姿もありました。
櫓の周りでは、安全のために警備員が櫓まで一定の距離を保つように規制していましたが、火の勢いが増してくるとそれでもかなりの熱を感じ、しばらく居ると寒さが吹き飛ぶほどです。
散水係りは定期的に水分補給するほどの熱さです。
火が落ち着いてくると、櫓の中まで火を通すために火かき棒で崩して広げていきます。その様子を見ていた親子の参拝者は、崩すタイミングに合わせて「ドスン」と掛け声をかけて楽しんでいました。
例年であれば、ここで紅白餅が焼かれて参拝者に振る舞われますが、新型コロナの影響で残念ながら振る舞い餅は中止となりました。
お焚き上げがはじまって1時間ほど経過したころ、護国神社に持ち込まれていた古いお守りなどが周りに配置されました。
その後一斉に投入がはじまると、再び火の勢いが強くなりました。
お焚き上げは夕方頃まで続き、残ったお守りなどは2月中旬に行う「小とんど」にてお焚き上げされます。
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