広島県安芸郡府中町にある安芸国三大神社のひとつ「多家神社」にて、終戦から80年を迎える節目の今年、神社神道の青年神職と真言密教の青年僧侶が一堂に会し、世界の恒久平和を願う「世界平和祈願祭」が執り行われます。

この祈願祭では、約30名の神職と僧侶がそれぞれの作法により祝詞奏上や読経などを交互に行い、約2時間にわたって厳かに祈りを捧げます。神仏が一体となって平和を祈願する儀式は全国的にも非常に珍しく、被爆地・広島から世界へ「平和の祈り」を発信する意義深い祭典です。

一般の方も参列が可能で、儀式の中では神職・僧侶とともに祝詞やお経を唱え、平和への祈りを共に捧げることができます。

なお、駐車場には限りがあるため公共交通機関の利用が推奨されています。また、屋外での長時間の祭典となるため、暖房設備はなく、防寒対策を十分に整えて参拝することも併せてアナウンスされています。

静寂の中に響く祈りの声が、広島から世界へ。宗派を超えた「祈りの共演」が、多家神社で平和への想いをひとつにします。

世界平和祈願祭 概要

[開催日時]
2025年12月11日(木)13:00-15:00
[会場]
多家神社
[住所]
安芸郡府中町宮の町3-1-13
[アクセス]
JR山陽本線「天神川駅」から徒歩で約15分
JR広島駅からバスで約20分、「えの宮」下車、徒歩約1分
[駐車場]
境内に50台