天皇皇后両陛下は地方事情のご視察のため、2025年6月19日(木)から20日(金)にかけて広島県を訪問されています。
今回の行幸啓では、被爆地・広島の平和への祈りとともに、豪雨災害からの復興状況をご覧になり、被災地や地域の方々とのご交流を深められる予定です。

ご日程の概要

6月19日（木）

両陛下は、午前中に皇居（乾門）を出発され、東京国際空港から全日本空輸の特別機で広島空港へ。広島到着後、リーガロイヤルホテル広島でご昼食の後、平和都市広島を象徴する施設をご訪問。
広島平和都市記念碑（原爆死没者慰霊碑）
両陛下は、原爆で犠牲となられた方々の御霊に供花され、深い哀悼の意をご表明。
被爆遺構展示館・広島平和記念資料館
被爆の実相に触れ、広島が歩んできた平和への道を視察。また、被爆者の方々ともご懇談。
その後、ホテルに戻られ、広島県の豪雨災害からの復興状況や県勢概要について説明をお受けになり、ご宿泊。

6月20日（金）

翌日は、広島市周辺の災害関連施設を中心に視察されます。
小原山砂防堰堤
豪雨災害に備える治山・治水の取り組みをご覧になり、災害復興への理解を深められます。

広島市豪雨災害伝承館
豪雨災害の記憶を後世に伝える施設を訪問。関係者からの説明を受け、意見交換も行われます。
昼食後は、被爆者の高齢化に伴い重要性が高まっている福祉施設を訪問されます。

広島原爆養護ホーム 矢野おりづる園
入所されている被爆者の方々と交流され、その健康と安寧を祈られます。
午後、広島空港を発たれ、東京国際空港、皇居へとお戻りになります。