[ 執筆者 ]
chief editor:F.ISHIOKA
広島の地域・観光メディアを複数立ち上げ、広島ナビゲーターとして活動しています。 読者の皆様が広島での観光やお出かけをする際、「旅やか広島」の情報を通じて幸せなひとときが創出できますように!と言う想いで日々執筆をしています。
世界遺産・原爆ドームのたもとを流れる元安川で、2024年8月5日(月)に「第10回 ひろしまかがり灯の祭典」が開催されました。
祭典の会場となった平和記念公園は、平和式典を翌日に控えて関係者や多くの来園者が訪れており、人々の流れがそのまま祭典会場へと向かい、観覧客で溢れました。
平和記念公園の芝生上には、式典参拝者用の大型テントが並び翌日の準備が進んでいます。
18時になると祭典のオープニングセレモニーがはじまりました。今年は開催10回記念。ステージでは、全身全霊を込めた身体舞踊と言霊で平和へのメッセージが発信され、幻想的な空間を演出しました。
宮島への世界遺産航路となっている元安川には祭典中にも船が行き来しており、かがり灯の台座が揺れないよう配慮すると同時に乗船客が見学できるよう会場の前をゆっくりとしたスピードで通過して行きます。
元安川の原爆ドーム眼前には、5台の台座へ計25体のかがり灯のカゴが設置されて、火が灯されるのを待っています。
今年のかがり灯の点灯式を担当する方はクラウドファンディングで募集。「平和の灯火(ともしび)」から採火されてトーチに移されました。
その後、尺八の演奏が行われる中、トーチから台座に設置されたかがり灯へ火が移されました。
かがり灯全てに火が移されると、国歌斉唱が奉納されて「かがり灯コンサート」がはじまりました。
ステージでは、歌手とキーボードによる歌の披露が予定されていましたが、キーボード演奏者が夏の酷暑による体調不良で欠席となり、歌い手は急遽アカペラで歌を披露。急な演出だったようですが、見学していた観覧客は美しい歌声に耳を傾けて聞き入っていました。
かがり灯はその後もしばらく焚かれて、平和記念公園を訪れる来園者による見学が途切れることなく続きました。
来年は戦後80年の節目を迎えるにあたり、かがり灯の祭典は今年からさらにバージョンアップした祭典を目指すとのことです。
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