[ 執筆者 ]
chief editor:F.ISHIOKA
広島の地域・観光メディアを複数立ち上げ、広島ナビゲーターとして活動しています。 読者の皆様が広島での観光やお出かけをする際、「旅やか広島」の情報を通じて幸せなひとときが創出できますように!と言う想いで日々執筆をしています。
広島市中区にある護国神社で、2024年1月15日(月)にとんど祭が開催されました。
とんど櫓(やぐら)の大きさに対して神社と見学者の距離がとても近く迫力があることが護国神社のとんど祭の特徴です。
神社境内にはとんど祭りを見学しようと多くの参拝者が集まり、とんど櫓のお焚き上げを今か今かと待ち構えています。
10時になると、本殿では参拝者が参列する中、神事が執り行われました。
正月の飾り物や古いお守りを護国神社の納所に持ち込む参拝者の中にはとんど祭りを知らずに訪れた方もおり、人の多さに驚いている様子でした。
神事が終わると、松明に火が点けられました。
神主が松明で櫓に火を放つとあっという間に炎が燃え上がり、参拝者からは「すごい火じゃねぇ」と驚きの声が上がりました。
直後にパンッ!パンッ!と竹が割れる大きな破裂音が何度も響き渡り、参拝者は再び驚きます。
お焚き上げで舞い上がる灰は無数にあり、中には火がついたまま落ちてくることもあるので、周囲では常に散水が行われています。
毎年、とんど祭りの日は南方向に風が吹いており、舞い上がった灰の一部は広島の市内中心部に向かっています。とんどの灰は無病息災のご利益に授かれると言われており、まるで広島の街にご利益が降り注いでいるようです。
とんど櫓は火が放たれてから10分ほど経つと跡形もなく崩れ落ちます。その様子を見守っていた参拝者からは、「あんなに大きかったのにもう無くなったよー」との声が聞こえてきました。
火の勢いが落ち着いてくると、火かき棒で山を崩して中まで火を通していきます。
お焚き上げからおよそ1時間が経ち火が落ち着いた頃になると、正月の間、本殿の神前に供えられていた鏡餅をとんどの火で焼きはじめました。
焼き上がったお餅はその場で振る舞われ、縁起物のお餅をもらおうと長蛇の列ができました。
護国神社には正月飾りや古いお守りなどが数多く集まっており、とんどの火に次々と投げ込まれていき、この後夕方17時頃まで続きます。
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