広島市現代美術館で2026年1月24日（土）から4月12日（日）まで特別展「エイドリアン・バーグ：無限の庭園」が開催されます。

《3月の風景》1966　Estate of the artist, Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

同特別展は、20世紀後半のイギリスを代表する画家エイドリアン・バーグの日本初となる本格的な個展。バーグが生涯にわたって描いてきた風景画を中心に、初期作品から晩年の作品までを体系的に紹介します。

エイドリアン・バーグ
Estate of the artist, Courtesy of FrestonianGallery and the Adrian Berg Estate

彼がアトリエの窓から見た風景やイギリス各地、さらには旅先で出会った庭園や公園の景色を、鮮やかな色彩と独創的な空間構成で表現した作品の数々を鑑賞できます。

展示作品には、日本初公開となるイギリス所蔵の作品を含む約20点が並び、代表作の一部として「グロスター・ゲート（リージェンツ・パーク）夏、秋、冬」や広島市現代美術館所蔵の「シェフィールド公園1985-86年秋」などが展示されます。

《シェフィールド公園1985-86年秋》1985-1986、広島市現代美術館蔵

また、制作プロセスを示すスケッチブックや関連資料も多数展示され、バーグの創作世界を多角的に理解できる構成です。
展覧会は季節や制作時期によって主題を二つの時代に区分し、画家の表現の変遷が分かりやすく紹介されています。

会期中には、関連イベントとして企画協力者によるオープン記念ギャラリートークが予定されているほか、学芸員によるギャラリートークやアートナビ・ツアーが開催されます。
いずれの関連イベントも展示観覧チケットのみで気軽に参加できる内容となっています。

この特別展は、国内では初めての大規模なバーグ個展として広島で開催される貴重な機会であり、美術愛好家はもちろん幅広い世代に魅力的な美術イベントです。

[イベント情報]特別展 エイドリアン・バーグ：無限の庭園

広島市現代美術館で開催される特別展「エイドリアン・バーグ：無限の庭園」の紹介です。