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広島・三次に夏の訪れを告げる鵜飼開き シーズンが華やかに開幕
広島県三次市で夏の風物詩「三次の鵜飼」の2026シーズン開幕を告げる「鵜飼開き」が、6月1日(月)に十日市親水公園内の鵜飼乗船場で開催されました。
会場には多くの市民や観光客が集まり、グルメや催しを楽しみながら、今年の鵜飼シーズンの始まりを祝いました。

地元グルメが集結 祭りムードに包まれた会場
鵜飼開きの会場には、さまざまなキッチンカーや物販ブースが並びました。
瀬戸内レモンサワーや無添加ブルージュースを販売するキッチンカーのほか、三次市内ではおなじみとなっているイタリア人による本格ピザのキッチンカーも登場。来場者は焼きたてのピザを買い求めていました。

さらにクラフトビールやイカ焼き、干物などの販売も行われ、会場はまるで夏祭りのような賑わいを見せていました。

浴衣姿の子どもたちも 地域に根付く初夏の行事
子ども向けブースには射的コーナーが設置され、多くの子どもたちが集まりました。

友人同士で訪れた子どもたちの中には浴衣姿も見られ、地元の祭りを楽しむ微笑ましい光景が広がっていました。
観光イベントでありながら、地域住民の季節行事として定着していることが感じられるひとときでした。

栃木県から第1号購入者 新登場のシーズンパスに全国から関心
今年の三次の鵜飼では、新たな試みとしてシーズンパスポートの販売がスタートしました。
会場では、最初の購入者が栃木県在住者であることが発表されました。
このエピソードは、三次の鵜飼が広島県内だけでなく全国の観光ファンからも注目されていることを象徴しています。
人口減少が進む地方都市において、伝統文化を観光資源として磨き上げ、県外からもリピーターを呼び込もうとする取り組みは今後さらに注目を集めそうです。
鵜匠や観光アンバサダーが登場 開幕を祝うセレモニー
オープニングセレモニーには鵜匠をはじめ、三次観光アンバサダーや三次市のゆるキャラクターなどが参加しました。

会場は開幕を待ちわびた来場者の拍手に包まれ、シーズンのスタートを華やかに演出しました。
最後には広島住みます芸人・藩飛礼(はんぴれい)さんが「三次の鵜飼ガイド芸人」として挨拶を行い、会場を笑いで包みながらセレモニーを締めくくりました。
子どもたちと鵜が触れ合うひととき
オープニングセレモニーが終了すると、いよいよ鵜飼の開幕を待つばかりとなりました。鵜の待機場には多くの子どもたちが集まり、間近で鵜と触れ合う微笑ましい光景が広がっていました。

一方の鵜たちも、待ちきれない様子で川を泳ぎ回り、ときおり水中へ潜る姿を見せるなど、これから始まる漁への意欲をうかがわせていました。

夕暮れの馬洗川へ 鵜舟が次々と出航
午後8時前になると、いよいよ鵜飼がスタートしました。

鵜飼乗船場では、遊覧船や来場者が見守る中で鵜舟が一隻ずつ紹介され、馬洗川へ向けて出発。夜の川面を進む鵜舟の姿に、多くの人がカメラやスマートフォンを向けていました。


また、河川敷では地元の祭り太鼓グループが演奏を続け、鵜舟と遊覧船が通り過ぎるまで力強い音色で開幕を盛り上げました。
その演奏は、まるで三次の鵜飼の新たなシーズンを祝福するかのように、少し離れたイベント会場まで響き渡っていました。

台風が近づく中でも無事開催 幸先の良いシーズン開幕に
当日は台風と前線の影響で、雨天も懸念されていました。
時間が進むにつれて風は強まりましたが、幸い雨が降ることはなく、イベントは最後まで予定通り実施されました。
天候にも恵まれた形となり、2026年シーズンの幸先の良いスタートとなりました。
2026年シーズンは9月まで運航
三次の鵜飼は毎週金・土・日・月曜日に開催。2026年シーズンは9月10日まで運航が続きます。

450年以上の歴史を持つとされる伝統文化と、地域ならではの祭りの雰囲気を同時に楽しめた三次の鵜飼開き。
シーズンパスポートの導入など新たな挑戦も始まり、今年は例年以上に注目を集める夏となりそうです。
錦帯橋でも鵜飼がスタート
山口県岩国市にある名勝・錦帯橋が架かる錦川でも、2026年6月1日(月)から「錦帯橋のう飼」が始まりました。
こちらは錦帯橋を背景に、かがり火が揺らめく夜の川面で鵜が鮎を追う伝統漁の様子を、遊覧船から間近に観賞できるのが特徴です。
幻想的な風景とともに、古くから受け継がれてきた日本の伝統文化を体感できる夏の風物詩として、岩国でも鵜飼が観光体験として親しまれています。
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執筆者
chief editor:F.ISHIOKA
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