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宮島・弥山の霊火堂が全焼 ロープウエー運休・入山規制も
2026年5月20日(水)午前8時30分頃、広島を代表する観光地・宮島の弥山山頂付近にある霊火堂で火事が発生しました。
現場では建物が全焼し、周辺の樹木にも延焼。消防車や消防ヘリによる消火活動が続けられています。
執筆現在、弥山への入山規制が発令されており、登山道は通行できない状態です。宮島ロープウエーも運行を休止しており、再開時期については現時点で発表されていません。
観光地・宮島の象徴的存在ともいえる霊火堂の焼失は、島内に大きな衝撃を与えています。

「消えずの火」を守ってきた霊火堂とは
霊火堂は、弘法大師・空海が約1200年前に修行を行った際に灯した火を守り続けてきた場所として知られています。
堂内では「消えずの火」が絶やされることなく受け継がれており、単なる歴史文化財ではなく、祈りの象徴として多くの参拝客や登山者を迎えてきました。

さらに、この火は広島平和記念公園の「平和の灯」の分火元でもあります。原爆ドーム前で燃え続ける平和の灯は、「世界から核兵器がなくなるまで消えない火」として知られていますが、その原点のひとつが弥山の霊火堂でした。
今回の火災は、宮島だけでなく広島が長年積み重ねてきた平和の記憶にも関わる出来事として受け止められています。
実は二度目の火災 2005年にも全焼していた
霊火堂は過去にも火災に見舞われています。
2005年に一度火事で全焼しましたが、その際には僧侶たちが「消えずの火」をランプやロウソクに移して守り続け、2006年の再建後に再び霊火堂へ戻された経緯があります。
このほかにも過去に火事が起こったことがあると言われていますが、記録が残る中では2度目の全焼とみられます。
今回の火災でも、多くの人が気にしているのは「消えずの火は無事なのか」という点です。
現時点で詳細は明らかになっていませんが、前回と同様に火を守る動きが行われていた可能性もあり、今後の発表に注目が集まります。

島内放送で登山自粛を呼びかけ 消防団も現場へ
宮島では朝から島内放送が流され、「弥山登山は控えてほしい」と観光客へ呼びかけが行われています。

地元商店の方によると、宮島の住民や商店主らで構成される消防団も現場へ向かい、残火処理まで対応してから下山する予定だといいます。
「弥山に登りたかった」観光客から戸惑いの声も
火災の影響は、観光客にも広がっています。
弥山登山を目的に宮島を訪れていた人たちからは、「登りたかったがどうしようか」と困惑する声も聞かれているようで、商店街を行き来しながら情報を集める姿も見られています。
ロープウエーも運休し、現地では予定変更を余儀なくされるケースも増えているようです。

入山規制の解除情報は宮島観光協会のWebサイト、ロープウエーの再開は宮島ロープウエーのWebサイトで、今後お知らせが行われるものと思われます。
2026年5月21日(木)追記
朝8時30分の時点で、入山規制が引き続き発令されており、宮島ロープウエーも運休が続いています。
なお、「消えずの火」は火種が分散管理されているため、無事のようです。
2026年5月21日(木)14時 追記
霊火堂の火災が鎮火し、弥山への入山規制が解除されました。
ただし、霊火堂から三鬼堂方面は通行止めとなっているため、弥山展望台へ向かう登山者は大日堂方面を通行するよう案内が出されています。
また、入山規制の解除により宮島ロープウエーの運行も再開しました。
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執筆者
chief editor:F.ISHIOKA
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