新型コロナ第6波により感染が急拡大している広島市では、1月だけで15,879人の感染者が公表されています。これは、広島市で初めて感染者が発生した2020年3月から2021年12月までの1年10ヶ月の累計13,200人を超える感染者数となったことが松井市長より発表されました。

広島市の感染者は1月22日の1001人をピークに、現在も高止まりが続いています。感染者の年代については、39歳以下が約6割と若年層の割合が高くなっており、症状については軽症者が大半を占めています。ただし、高齢者は他の世代と比べて中等症の割合が高くなっています。

広島市では、感染が急拡大し保健所や区保健センターの業務がひっ迫していることから、同居者以外の濃厚接触者への連絡などは患者本人が行うことや、濃厚接触者は自主的な健康観察となり、無症状者は任意でのPCR検査と対応に変更が行われていることから、カウントされていない潜在的感染者が増えていることが予想され、実際の感染者数は公表よりかなり多いものと思われます。

松井市長からは、飛沫感染を防ぐための対応（三密の回避、適正なマスクの着用、十分な換気）や、手洗い・消毒などの基本的な感染対策を改めてお願いされています。